e-elements リーグオブレジェンド オータムカップ2020
アニメ専門放送チャンネルであるアニマックスブロードキャスト・ジャパンが人気のオンラインマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)でありeスポーツタイトルとなっている「リー
LECは最初の週とレギュラーシーズン最終週に3日続けてマッチが行われるため、今週はマッチが行われずプレビューもありません。これはLECのeスポーツ選手達にとってしばしの休暇となりますので、これを機に特別(新型コロナウィルスの影響)でスムーズ(オンライン)なシーズンの中間レビューを少し掘り下げながらご紹介したいと思います。チャレンジャーの筆頭格になっているのがMAD LionsとRogueで、他の7チームはそれぞれが1勝差ずつになっています。これは今までのLECからすれば稀にみる大接戦となっています。LECのトーナメント情報はこちらです。 1位 MAD Lions MAD Lions (7勝-2敗) 昨シーズンからかなり良いグリップを見せているチームであり、サマースプリットにおいてもこの若き獅子達がどのようなプレイをするのか誰もシーズン開始の時から予測できませんでした。彼らの敗北はシーズン開始直後のG2 Esportsと先週のMisfits Gamingとのマッチでの敗北のみです。このチームは7連勝しており、Fnatic、Origen、Rogueなどの強豪チームなどでは若輩プレイヤーが2季連続でプレイするのは珍しい事ですので、このロースターがチームにおける完成形だったのでしょう。チームのプレイ傾向としては、攻撃的なスタイルですが、賢いアプローチで攻撃をしかけています。特にジャングラーのZhiqiang "Shad0w" ZhaoとボットレーナーであるMatyáš "Carzzy" Orságは今シーズンでファイナルブレークスルーをしています。他にもコイントスプレイヤーとして知られているMarek “Humanoid” Brázdaはかなり良い波に乗っています。もちろんHumanoidがリーグ全体でみた時に突出したデス数がありますが、同じようにキル数でも彼がトップになっています。 評価:9.5点/10点 Rogue (7勝-2敗) 先ほどご紹介したMAD Lionsに比べると若干期待値が下だったのがこのチームですが、それでもトップについているので、そういう意味ではMAD Lionsよりも当初の期待値からみれば予想を上回る結果だと言えます。ですが、MAD Lionsとのマッチでは予見通り若獅子達に敗北を喫しました。この敗北の他にもG2 Esportsとのシーズン開幕2週目におけるマッチで負けただけで、もしMAD Lionsの前に名前が上がるチームとしたら彼らでしょう。チームプレーを重視し、互いのプレイを尊重しています。まだトップにいる間にシーズン最後まで順位を落とさずにプレーオフへ進出できるかと聞かれたらMAD Lionsがかなりの優位で最後までいくでしょう。彼らはほとんどのライバルを倒してきましたが、Rogueは相手のミスや弱い時をついて勝ってきました。ですが、それよりもなによりもRogue自体が期待を上回るプレイをしている事とシーズン後半に向けて良い準備ができていると思います。 評価:9点/10点 G2 Esports (5勝-4敗) 評価:7点/10点 Misfits Gaming (5勝-4敗) このチームは唯一本サイトのLEcエキスパートがシーズン開始前から期待していたチームです。G2 EsportsとMisfits Gamingが唯一MAD Lionsを破っており、逆に3大注目チームには負けています。Misfits GamingはサマーシーズンでKasper “Kobbe” Kobberubを入れる事でチームを強化しただけでなく、その時々で独自の路線を模索しています。トップがチーム内におけるもっとも弱いポジションだった時にFabian “FEBIVEN” Diepstratenがその穴埋めをして補強しました。おもしろいことに、チームのスタープレイヤーがミッドレーンで有利になる回数が増えると、負けが増え強いミッドレーナーがチームの敗因になっていると言えます。幸運なことに、チームミッドであるFEBIVENそれからジャングルのIván "Razork" Martín Díazは今年大きなブレークスルーをしており、ミッドのカバーもできています。シーズン開始からかなり良いプレイができており、勝てるチームには勝っていますが強豪チームには負けています。 評価:8点/10点 SK Gaming (4勝-5敗) 評価:8点/10点 Origen (4勝-5敗) 評価:7点/10点 Excel Esports (4勝-5敗) 評価:7.5点/10点 Fnatic (4勝-5敗) このチームはシーズン開始からMisfits Gaming、Team Vitality、Excel Esportsを最初の週で倒すなど良いシーズンスタートをきっていましたが、何が起きたのか分かりませんが先週までのマッチでSK Gamingを辛うじて倒したのみです。ADキャリーであるMartin “Rekkles”Larssonが思ったほどパフォーマンスできず、このプレイヤーがチームを悪シーズンから吸い上げる事ができると見ています。確かに後1勝でプレーオフ進出ですが、チームの狙いとしてはそこまでではなく、そこから先のトップチャートに入ることなのでそこまでいくとなると、チーム全体に新たなグリップが必要になってきます。特にミッドレーナーのTim “Nemesis” Lipovšekは彼の今までのプレイの中でもっとも調子が悪い時期です。通常であれば、彼は安定的なプレイでどんな些細な事象も見逃さずレーンコントロールをしたり、格下の相手に対しても弱みを見せません。それが、今は自分のレーンに集中し優勢になるチャンスを逃し明らかにおかしな戦術をとっています。ファンはサポートであるZdravets“ Hylissang ”Iliev Galabovのせいだと指さしていますが、果たしてそうでしょうか?もちろん、サポートがエラーをしたために大量のキルを出されますが、それはZdravets“ Hylissang ”Iliev Galabovの前から不変ですし、彼はアグレッシブにプレイし敵を驚かせています。もし他のチームメイトが彼の作り出した状況を上手く活かせれば彼のプレイは英雄的に見られますし、チームが負ければそれ以上に悪くみられもします。チームにとっては、今週のオフは完璧なタイミングであり、この休暇を経てより強くなってかえってくるでしょう。もしそうならなければ、ワールドチャンピオンシップはこのチームにとってかなり遠い所にいってしまっているのかもしれません。 評価:6点/10点 Team Vitality (4勝-5敗) プレーオフ進出をかけている最後の1チームです。このチームも後1勝でプレーオフへ進出する事ができますが、彼らのパフォーマンスには失望しています。チームとしては良いゲームの時と悪いゲームの時があります。特に悪い時は観ていて怖くなります。ボットデュオであるMarkos "Comp" StamkopoulosとLabros "labrov" Papoutsakisはチームにとって好材料でしたが、一方でAljoša "Milica" Kovandžićはスプリングシーズンにビザ問題があり大きな失望を呼びました。確かに“新参者”ですがまだ飛び級できるレベルには達していません。チームとしてスムーズに動く為にまだたくさんの課題があり、プレーオフへ進出する事も可能なチームと見ていますが、もし1チームだけ今プレーオフ進出を逃すチームを挙げなくてはならないと言われれば恐らくこのチームだと言わざるを得ないでしょう。それでも、このチームはまだ若いチームであり、実績をこれから築いて行く途中です。 評価:7点/10点 Schalke 04 (1勝-8敗) 今シーズンは完全に悲惨な状態に陥っています。唯一の勝ちが対Fnaticです。ほとんどのロースターをアカデミーから持ってきましたが、正直このままいくとアカデミー以外からもプレイヤーを連れてくる必要があると思っています。一方で、プレーオフはすでに無いとみて残りのシーズンをプレイヤーの開発とテストに使うと良いでしょう。このチームは他のチームとは違うシーズンを過ごし、シーズン後半で何か利益を得る事ができればそれだけでも驚きだと言えるでしょう。 シーズン後半にかけて、LECはスムーズでより盛り上がりを見せてくれるでしょう。特にG2 Esports、Fnatic、Origenなどを注視していますが、その中でプレーオフ進出を逃しチャレンジャーチームが代わりに進出するかもしれません。新しいチャレンジャーチームはスプリングからの“新参者”であり、彼らがワールドチャンピオンシップにLECシーズン初参加のプレイヤーであるかもしれませんし、1チームだけではないかもしれません。来週より通常のマッチが戻るので、そうしたら再度本サイトでのプレビューをご紹介していきたいと思います。先ずは夏を楽しんで、週末は他のリーグをお楽しみください! LEC2020 サマーシーズン中間レビュー
スタンディング
タイ Rogue
3位 G2 Esports
タイ Misfits Gaming
5位 SK Gaming
タイ Origen
タイ Excel Esports
タイ Fnatic
タイ Team Vitality
10位 Schalke 04 チーム
昨シーズンのチャンピオンであり、昨年のワールドチャンピオンシップ2位であるこのチームは現在3位です。このポジションSchalke04を除く下位全チームが1勝差しかなく、注目チームばかりです。調子の良い日と悪い日があり、先週はLuka “Perkz” Perkovićの父親が亡くなったため、家族とともに弔うため一時帰った代わりにKristoffer “P1noy” Albao Lund Pedersenがチームのスタープレイヤーの代理でプレイしました。Perkz’sが相対していた難しい状況は間違いなくチームのパフォーマンスにも影響していますが、現実的に見てみると他のプレイヤーもそこまでパフォーマンスが良いわけではありません。昨シーズンからのチームパフォーマンスはかなり揺れ幅が大きかったですが、それはスプリングのプレーオフマッチでも最終的には良いバイブを見せてくれたので、それは今シーズンでも同じ事が期待できると見ています。
前にもご紹介しましたように、このチームの前評判と実際の格差については完全にお手上げです。このチームは今シーズン最下位となると見ていましたが、現時点で全く違いました。現時点ではSchalke以外全チームがプレーオフ進出の可能性があります。このチームがリーグの中間カーストに上がるのはリーグにとっても喜ばしい事ですが、Team VitalityとExcel Esportsも同じ順位にありプレーオフ進出に向けてかなりの接戦が繰り広げられています。チームのプレイヤー変えはかなり大きな成果をだしており、新たに加わったプレイヤーとポジション変更だけでこのチームは最下位を抜け出しプレーオフ進出候補チームに生まれ変わりました。このチームはSchalkeとVitalityと再度マッチを行いますが、恐らく簡単に勝てるでしょうし、このチームの評価を上げるのは必然です。
シーズン開始前にこのチームに対していくつか疑問がありましたが、まさかMAD Lions、Misfits Gaming、Rogue、SK Gaming、Team Vitalityに前半で負けるとは思いませんでした。彼らが負けたこれらのチームには共通した特徴があり、それはプレイヤーが若く野心的な事です。このチームの経験豊富なプレイヤーがだれてしまったのかは分かりませんが、同じチームには思えず新しい風が入ってきていないように思えます。もし、チームにイノベーションが起きなく、プレイヤーにも個人的な達成感がなければプレーオフへの進出はかなり危ういでしょう。それでも、例えばFnaticなどチーム全体のパフォーマンスが悲惨な時に誰か一人だけやり玉に挙げたくはないのですが、オーストラリア人のMitchell “Destiny” Shawは時々個人的に大きなミスをやらかし、勝てるマッチを逃した原因を作ったと思っています。もちろん、特定のチャンピオンを扱うのに長けていてアグレッシブなプレイができるプレイヤーですが、チャンピオンプールを増やす時など解決すべき課題があるように見えます。これは一般論ですが、もち全体的にプレイがチームとしても上手くいっていれば個人のミスはそこまで問題視されないのですが、チームが負けてばかりいるのでよけい目立ってしまうのです。
チームのサマースプリットロースターを見た時最初はJoey "YoungBuck" Steltenpoolでもこのチームをプレーオフで指揮するシーンを見る確立はほぼ皆無だと思っていました。もちろんプレーオフへ進出する事は可能ですしシーズン中盤で1勝差でプレーオフ進出できるところまでいるのはチームとして良くやっていると思います。特にチームの新たなトップレーナーであるFelix "Kryze" Hellströmは特筆すべきプレイヤーで、彼はLECの経験豊富なトップレーナー達と対等以上に渡り合えるだけでなく幅の広いチャンピオンプールを持っています。チーム内の各プレイヤーが個人の計画を予想以上にうまく実行できており、FnaticとOrigenがシーズン前半のように大した勝ち星を挙げられなければこのチームのプレーオフ進出はほぼ間違いないでしょう。 まとめ
すべて リーグオブレジェンド ニュース
By clicking any link on this page you are giving your consent for us to set cookies