LCS2020 パワーランキング

LCS2020 サマースプリット パワーランキング

6月13日(土)から始まるアメリカのLoLサマーシーズンのスプリットを本サイトeスポーツウォッチャーであるMiikaとCameronが予想したパワーランキングをお伝えして参ります。このパワーランキングではどのチームがどれくらいのスタンディングに入るかをお届けしますので、どうぞ参考にしてみてください!

1. Cloud9

Cameron: 1位
このチームはスプリングスプリットが終わる2週間前に優勝が確定したチームで、2014年以来のシーズン優勝となり、現在勢いにのっているチームです。ロースター変更が行われておらず、リーグ内の強さも変わらないので昨シーズンと同じように17勝1敗まではいかずとも再度1位になると見ています。
Miika: 1位
シーズンを通してどのチームもその勢いを止められなかったのは、サマースプリットでも同じ事が起きると見ています。それほどに今のチームは疑いようがないほど強く、シーズン開始からトップに立つと思います。もちろんそう言えるのは正直に彼らがシーズンを通して唯一安定してパフォーマンスを出している間、ライバルチーム達は泥試合の消耗戦を繰り広げていました。Team Solo Mid(TSM)、Team Liquid(TL)、Evil Geniuses(EG)とDignitas(DIG)はチーム内の変更を行い、昨シーズンの反省を元に今シーズンに向けて準備していますので、そういう意味では戦力アップしており同チームにとって昨シーズンほど容易なシーズンにはならないでしょう。ですが、それでも1位を取れると思いますし、プレーオフ進出は既定路線だと思います。例えLCSがより強くなっても彼らがゲーム作りをしながら先に進めればワールドチャンピオンチャンピオンシップのシーンにとっても良いと思いますし、そう願いましょう。

2. Team SoloMid

Cameron: 4位
ロースターでジャングラーのDardochを外し、ADキャリーにDoubleliftを選んだこのチームはまだ良いジャングラーを見つけられておらず、シーズン終了もしくは現ジャングラーであるSpicaがポジションの役割を十分果たす事ができれば、サマースプリットのスタンディング的にも見合う実力を持ったチームになると見ています。もちろんミッドのBjergsenを正しく使わないといけないのは明らかですが、Doubleliftが居る今ではその重要性も減りました。
Miika: 2位
チームのジャングラーが再度ルーレットの様に変わり、LCSアカデミーリーグ出場で認められたMingyi “Spica” Luが選ばれました。ですが、このパスで戦力を補強してようとしてもLCSのジャングラーは緩んできている様に見えますので、いずれはLECからジャングラーを引っ張るかもしれません。ですが、このチームにとってジャングラーが変わったのが一番の変化ではなく、スプリングスプリットでパフォーマンスを出せなかったYiliang“Doublelift”PengはTeam Liquidを信用できなくなり、古巣である同チームに戻りました。もちろんKasper “Kobbe” Kobberupが上手くプレー出来なかったとは思いませんし、チームのジャングラーにたいする方針が彼には合わなかっただけです。Doubleliftは北アメリカで一番成功したプレーヤーであり、チームに必要な勝つための経験と意思をもたらしてくれるでしょう。彼ももちろんその意気込みでいるはずです。9チーム前後が混戦した前シーズンの時からこのチームはベストな構成でサマースプリットに臨んでおり、Cloud9の最大のライバルと再度なるでしょう。

3. Evil Geniuses

Cameron: 5位
前回のシーズンではレギュラーシーズンでタイブレーカーの後に2位でプレーオフへ進出したこのチームは新たなトップレーナーHuniを選びましたが、スターティングロースターをどうするのか疑問です。チームとして不安定であり、プレーヤー達のプレーが良くなっているようにも見えず、HuniがKumoより上手くても同じプレースタイルのままでは昨シーズンと同じようにはいかないでしょう。
Miika: 3位
EGかTLのどちらかが3位に推すかかなり迷いました。両チームともオフシーズン中に弱点を補強しているからです。そこで、スプリングスプリットを振り返ったところこのチームの方が3位獲得に必要な修正が若干少ないと思いました。それと同時に運営に対して節操がないようにも思っています。このチームは昨年のスタープレーヤーであるHeo “Huni” Seung-Hoonを獲得し、トップレーナーの補強をしましたが3人目の獲得プレーヤーですのでDaniele “Jiizuke” di MauroかBae “Bang” Jun-sikがプレーしない場合のみHuniがプレーできます。両プレーヤーともスターティングロースターとして決まっているので、どの様にこの状況をハンドルするのか全く分かりません。Huniをシーズン中に規定マッチ数に達さないと彼のステータスが北アメリカプレーヤーとして登録されません。彼は恐らく長期獲得を計画しているのでしょうが、この獲得はチームのサマーシーズンを複雑化させそうです。

4. FlyQuest

Cameron: 3位
このチームはトップにSoloを選んだことで突如変わり、彼は昨シーズンを通して成長していると思います。彼は北アメリカのベストトップレーナーであるLicoriceになれるかもしれません。それとは対照的にサポートのIgnarとミッドのPowerOfEvilはともに良いプレーができませんでした。それよりも本当の問題なのは真のスタイルがないことですが、チームとしては強いのでシーズンを通して強いチームとして扱われるべきです。
Miika: 6位
かなり驚くかもしれませんが、私個人の予想としては6位です。それでも、このチームは昨年他のチームが悲惨な状況に陥っているにも関わらず上手くプレーを展開できたと思いますが、今シーズンは他チームが準備を整え巻き返しを図ると同時に同チームはトップレーナーのV1perがチームを去りました。ロースターは全員が経験豊富なプレーヤーですが、誰がトップチームでプレーできるかと言うと言葉に詰まってしまいます。プレーオフまで観たいチームですし、100 ThievesやGolden Guardianなどは同チームが強くなったと感じる事があるかもしれません。同時に個人的には昨シーズンはこのチームの“奇跡”であり、今シーズンは現実に直面するでしょう。いくつのチームがこのチームを追い越す事ができるか見物です。

5. 100 Thieves

Cameron: 2位
2位を選ぶのがとても大変でした。Evil GeniusesとFlyQuestのどちらが上か、Team Solo MidとDoubleliftがCloud9に挑戦するかなど色々考えました。たくさんのチームがこのポジションに当てはまり、中でもこのチームがLCSの中でも他のチームより実力差ともに近くベストだと感じました。トップのSsumdayとボットペアはリーグ内でもトップ3に入ると思います。ジャングラーのMeteosとミッドのRyomaは少しサボり気味だと思いますが。このチームは真剣にCloud9と渡り合う事が可能で、それをリーグ終盤には観る事になるでしょう。
Miika: 7位
もしチームが壊れていなければ、治さなくても良いと思います。このチームは昨シーズン唯一ロースターを変更せずプレーオフまで進出し、今シーズンも同じメンバーで臨みます。スプリングシーズンではCloud9に対して対策ができているようには見えず、更に強化されています。他にもDignitasとTeam Liquidなどプレーオフへ進出できなかったチームなどは変化をしたので、同チームは新たなゲームを展開できないとポジションを維持できないかもしれない微妙なポジションになりました。まだプレーオフチームにはなれると思いますが、トップチャートから最下位になると見ています。今までも良いチームでしたが、トップへ行くための何かが足りない気がします。

6. Team Liquid

Cameron: 6位
ADキャリーのTacticalはDoubleliftより上手いわけではありません。メンタル面で良くてもプレーヤーとしてはまだまだだからです。これを踏まえた上でもやはり変更は必然的でもあり、先へ進むためにも必要な出来事だったかもしれませんが、TL王朝は終わりました。これからはこのチームがワールドチャンピオンシップに居ないシーンが思い浮かび上がりますし、すでに実際起きています。他のチームで上位半分までいけるチームが思い浮かび上がりませんでしたが、このチームはラッキーな事に思い浮かびました。
Miika: 4位
惨劇とも言えるシーズンが過ぎ、モチベーションのないスタープレーヤーを放出し、新しいヘッドコーチを雇いました。Joshua “Jatt” LeesmanはLCSを観ていれば慣れ親しんでいるキャスター兼アナリストかと思いますが、この新コーチにとってはタフな状況に投げ込まれたと言っても過言ではありません。トップのJung “Impact” Eon-Yeong、ミッドのNikolaij “Jensen” JensenとサポートのJo “CoreJJ!” Yong-inのトリオが骨組みをなし昨シーズン中ごろにジャングラーとして途中合流したMads “Broxah” Brock-Pedersenはようやくチームと時間を過ごすことができたので、弱かったパフォーマンスは過去のものになったと願っています。ADキャリーのEdward “Tactical” RaはDoubleliftのサイズ48ブーツにもフィットし、このロースターはスタープレーヤー揃いですので、どうなるか楽しみです。どちらにせよ、昨シーズンより悪くなりようがありませんし、まだまだワールドチャンピオンシップにも手が届く範囲内です。ただそうするには、新しく生まれ変わるくらいの気持ちで臨む覚悟が必要だと思いますし、プレーヤーの望むポジションが与えられているので可能なハズです。しかしながら、個人的にはまだこのチームを最大の注目候補には挙げられずにいます。

7. Dignitas

Cameron: 7位
昨年の最悪の中のベストはDignitasとも言えるでしょう。DardochとV1perを新たに迎え入れましたが、Dardochを使おうが使うまいがあまり関係ないと思います。彼らは間違ったポジションをアップグレードし、わけも分からずにDemonteを失いました。スプリットを良くするよう見せかるだけでなく、かけたお金も戻ってくると良いですね。
Miika: 5位
昨シーズンのチーム構成は良く考えられていたと思いますが、低いパフォーマンスがHuniとジャングルを変更するきっかけになったと思います。すでにポジションの補強はできましたが、スプリングシーズンと同じコンセプトを採用しています。 昨シーズンの彗星とも言えるOmran “V1per” ShouraがHuniの後釜となり、Team Solo MidでバタバタしていたJoshua “Dardoch” Hartnettが来ることによって同じジャングラーであるMatthew “Akkadian” Higginbothamに張りが再度出てくるかと思います。このチーム構成はけっこう信用できると思います。トップとボットでメカニカルキャリーができるプレーヤーにミッドにはベテランのHenrik “Froggen” Hansenがいるので安心です。この組み合わせはジャングラーに大きな可能性を開き、V1perは新たなメタバンを引き起こしただけでなくFlyQuestのラインナップをも持っています。もし同じ状況でプレーできれば、最低でもプレーオフには進出できるでしょう。

8. Golden Guardians

Cameron: 9位
ベストプレーヤーを追い出し、上手くもないプレーヤーと取り替えたこのチームではGoldenglueがDamonteの存在で蚊帳の外に置かれ昨シーズンと似たような調子で終わるでしょう。他チームは強くなっているので、彼らが負けてしまうのは予想が付きます。彼らのボットペアが不十分だということに気づくか、Damonteがゲーム毎にソロキャリーでチームを7位で固めるかのどちらかだと思います。
Miika: 8位
他のチームもジャングラーを変えていますが、このチームはCan “Closer” Çelikを獲得したことで、オフシーズンの勝者になったと思います。Closerは昨シーズンにおける華形プレーヤーであり、リーグ内のベストジャングラーになったと思います。何故かは分かりませんが、安定の強さがあったミッドのGreyson “Goldenglue”をTanner “Damonte” Damonteに変えました。サポートでは混乱が続き、ミッドでプレーしていたChoi “huhi” Jae-Hyunをサポートとして迎え入れました。幸運なことにプレーヤーとしてリタイアしたばかりのKim “Olle” Joo-Sungがコーチになりゲームが上手くいかない場合に上手くガイドしてくれるでしょう。このチームがプレーオフへ進出できる現実的な最後のチームと見ています。最後のプレーオフスポットをめぐって100 Thieves、FlyquestとGolden Guardiansの間で綱の引き合いか、もしくはトップチームがパフォーマンスを出せず予想だにしない展開が起きるかもしれません。

9. Immortals

Cameron: 8位
コーチングスタッフの入れ替えがありましたが、現実的には同じチームのままです。彼らが状況をひっくり返すシーンを目のあたりにし、幸運なことにパワーランキングの下馬評に関わらず予想を覆すだけのマンパワーを保持しているように見えます。もちろん、トップカットできるのはないかと思うのですが、だからといってトップカットができるわけでもなく、他のチームは彼らよりも上手いです。
Miika: 9位
もし昨シーズンのLCSニュースを見ている、もしくはポッドキャストを聴いてもらえていれば、私がこのチームの構成に対してどの様に思っているか分かっていただけるかと思います。Jérémy “Eika” ValdenaireはLCSのミッドレーナーレベルに達していなくPaul “sOAZ” Boyerは彼にとってベストな年ではありません。それは例えJake “Xmithie” Pucheroでも沈みかけのフランス船を助ける事はできないのです。残念ですが、このチームは今のままではプレーオフへ進出することはできないでしょう。変わり目があるとすれば次の冬ではないでしょうか。

10. Counter Logic Gaming

Cameron: 10位
Crownが離れ、Pobelterが加入してから何も変わっていないチームです。すでに何もないチームなのに、更に狂気としか言いようがないのが何も改善しないという事です。Dardoch、Damonte、Grig、Huniが獲得可能でSneakyは多額の報酬を払えば戻ってきた可能性もありました。ハッキリ言えることは、このチームはミッドシーズン中に何もしてなく良いとこ5勝13敗くらいでしょう。HotshotGGの様な存在はどこへいってしまったのでしょう。
Miika: 10位
もしリストにある名前だけを単純に見れば、間違いなくこのチームはImmortalsよりも上だと言ったでしょう。ですが、昨シーズンのプレーを観ていると10位でさえマシだと言いようがありません。もちろん、オフシーズン中に何も変えていないところも驚きですし、これがプレーオフ進出できない要因にもなっていると思います。プレーオフで良いパフォーマンスもあったアンダードッグでしたが、今回は極めて難しいと思います。
二人とも意見の合わない部分が大分ありましたが、よりダイナミックなパワーランキングができたと思います。LECの方もパワーランキングがありますので、是非ご覧ください!そして2020年最後までメジャーな大会をフォローしますので、お付き合い下さい。

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Katsuhiro

2020年 6月 12日

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