ドリームハックマスターズ・サマー優勝者発表

スタークラフト2~ドリームハックマスターズ・サマー~ 優勝者発表

今年のドリームハック主催のスタークラフト2優勝者はフィンランド出身のザーグ使い・Serral(本名:Joona Sotala)に決まりました。2018年のブリザード主催eスポーツトーナメントで初の非韓国人プレイヤーチャンピオンとなったSerral(セラル)はここのところアップダウンがありましたが、今年の優勝は韓国のスタープレイヤーであるMaruを今までの中でもっとも差をつけて終えたシーズンとなり、通算獲得賞金額が$858,052.04(約92百万円)となりました。トーナメントが落ち着いたのもあり、ここで本大会のステージ毎について簡潔にご紹介します。

グループステージ

リーグ序盤のウィナーズマッチでSerralが直面したのがイギリスのRiSkyとINnoVationでしたが、1位通過しINnoVationとのマッチで1マップ落としたのみでした。ベテランのテラン使いであるINnoVationを倒し、残りのトーナメントの道筋をつけることができました。残念ながら比較的ファンから注目されていたNeeb vs Serralが行われませんでしたが、恐らくNeebではINnoVationほどのマッチを繰り広げられなかったでしょう。

準々決勝

続くテラン使いである韓国プレイヤーTYとのマッチでもSerralが3-1と勝ち進み、Maruとのマッチが実現するかと思われましたが、マッチ相手であるCureに2-3で負けてしまいスタープレイヤー同士のマッチが行われることが叶いませんでした。ここでも、Serralは1マップ落としただけで、TYを難なく破り次のステージへ進みます。

準決勝

MaruがCureに負けてしまったことで、少し盛り上がりに欠けてしまいましたが、Cureの全力をもってしてもSerralには歯が立たず、プレーオフシリーズの中でもかなり早くゲームセットしてしまいました。ファンにとっては誰が勝っても喜ばしい結果となったでしょうが、Serralにとっては彼を何度か倒したReynorがTrapに負けた事の方が優勝をする上でも胸をなでおろす気分だったでしょう。

決勝

今回はTrapがSerralと決勝で対面することになり、1マップ目と5マップ目をSerralから取り、手こずらせましたが世界屈指のザーグ使いであるSerralに最後は敗れてしまいました。決勝戦としてもかなり見どころのあるシーンであり、もしまだ観ていなければ一度観てみる事をオススメします。

最後に

2018年の優勝デビューから今日まで誰しもがフィンランドのザーグ使いがのし上がったことを誇りに思っているハズです。Serralは決して平坦な道を歩んできたのではなく、幾度となく難局を経験してきましたが、それでも大会優勝を経験しており今年刷新されたESLでも潮流を作り続けています。冒頭でも紹介しましたように、彼はスタークラフト2でもっとも賞金を稼いだプレイヤーであり、一番強いプレイヤーと言っても過言ではないでしょう。

 

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Katsuhiro

2020年 7月 24日

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