鉄拳シリーズは格闘ゲームの中でもよりリアルな格闘に偏っています。ストリートファイターの様に「波動拳」的な飛距離のあるアクションも少なからずありますが、シリーズで俯瞰すると非現実よりも現実寄りに作られていますので、ストリートファイターなどに比べて近距離・中距離・遠距離という概念でキャラクターを分けにくいのが実情になります。もちろん鉄拳の主人公であるカズヤが悪魔化して空を飛ぶという点ではストリートファイター含む他の格闘ジャンルと同じく非現実派格闘ゲームになりますが、総じて鉄拳は硬派な格闘ゲームに分類されると個人的には思います。鉄拳7では逆にボクシングに似たようなフライ級、ミドル級、バンダム級、ヘビー級などでキャラクターを見た方が理解しやすいかもしれません。 外見での判断になってしまいますが、重量が軽そうであれば動きがそれなりに早くなり体格など大きく重量がありそうであれば力技など接近戦が得意なタイプと思っても大丈夫だと思います。鉄拳7の登場キャラクターはどれも魅力的なので選ぶのに少し時間がかかってしまうかもしれませんが、やはり自分の気に入ったキャラクターを使うのが一番です。鉄拳7にはストリートファイターシリーズから「豪鬼」、餓狼伝説シリーズから「ギース」、ファイナルファンタジー・XVの主人公「ノクティス・ルシス・チェラム」が参戦しており、鉄拳シリーズ未経験者でも豪鬼・ギースプレーヤーやファイナルファンタジーのファンであれば遊び心を掻き立てられるよう配慮されてるシリーズです。その他にも、アメリカのロングランドラマ「ウォーキング・デッド」に出てくる悪のカリスマ「ニーガン」が彼の相棒「ルシール」を手に持ち参戦しているのでドラマを一度でも見た事のある人であれば一度プレーしてみても鉄拳の面白さを体験できるのではないでしょうか? 鉄拳7ではレバーを二回走りたい方向に倒すとダッシュします。バックダッシュはキャラクターが向いている方向の逆向きに二回倒せばステップで素早く後方に下がれます。その他にも他の格闘ゲームと一味違うのが3Dを十分に活かした奥横移動と手前横移動です。これは相手の側面や背面などへ回り込み攻撃をする事が可能です。相手から攻撃を受けた場合奥横移動できれば攻撃を避けると同時に側面・背後から攻撃をしかける事ができ、技だけでなく大技をしかける事もできますので上手くタイミングを利用して活用できれば勝利へ大きく貢献します。但し、ホーミング攻撃という奥・手前横移動でも自動的に追跡してくる攻撃範囲の広い攻撃には効きませんので気を付けてください。また、3歩以上走る事ができれば自動的にタックルになったりパンチ・キックと組み合わせる事でスラッシュキック、スライディングやランチョップなどの攻撃もできます。これらは次のポイントで詳しく紹介したいと思います。他にも固有ステップを一部キャラクターで使用する事ができます。風神ステップは別名高速ステップとも呼ばれ一気に相手との距離を縮めて懐に入る事ができそこにパンチやキックなどの攻撃を追加すると雷と共に相手に素早いダメージを与える事ができます。三島一八、三島平八、デビル仁、風間仁、ファラン、ボブ、キングなどがこのステップを使用できます。崩拳ステップは接近戦など相手が壁を背にしている時に使う事でよりマッチを有利に進める事ができます。これはポール、ブライアン、ニーナ、リリ、フェン、マスターレイブンなどが使用できます。スウェーステップは上半身を後ろへのけぞらして若干後方に下がるで、それと同時に攻撃を併せて繰り出す事もできます。これはポール、ブライアンやニーナが使えます。ダッシュキャンセルをして再度ダッシュをする事でハーフステップという移動ができ相手を惑わすことができますが、一部のキャラクターにしか使用できず全キャラクターが必ずしも使用できるとは限りませんので練習などで試してみてください。 鉄拳7では相手との距離を早く縮めながら同時に追撃をかける攻撃があります。レバーをキャラクターが向いている向きに二回倒せば走り出し、キャラクターが向いている逆方向にレバーを倒せばバックダッシュができます。これは相手を追撃する場合や相手の技、または距離を置きたい時に使います。3歩以上走って達状態の相手にタックルをしかけます。成功すれば相手を押し倒せますので、そこからマウントポジションでパンチであれば最大4発、またはキャラクター固有技があれば寝技をかける事ができます。同じように3歩以上走って下段左キックを入れるとスラッシュキック、これはヒットさせれば相手をダウンさせたりガードされても強い衝撃を与えるので続けて攻撃をしかけやすいですが一部キャラクターはスラッシュキックができなかったり技の終わりにダウンしますので反撃を受ける場合があります。下段右キックを入れるとスライディングをかけられ、成功すれば相手をダウン状態にできますが自分もダウン上ですのでもしガードされた場合は相手から反撃をくらいますのでリスクが比較的大きいです。他にも走りながら左右パンチを同時押しする事でランチョップという飛びかかり攻撃がくりだせます。最後に無敵ショルダータックルといって4歩以上走って相手に接触することで相手の攻撃を防ぎながらタックルする事ができます。これら移動の最中にもパンチやキックと併せて相手に攻撃をしかける事もできるので、相手の動きなどを良く見て攻撃・ガード・回避などの操作をしてください。一瞬で相手との距離を縮めるのに有効なダッシュですが、相手も近づいてくるのが分かっている以上なんらかの対策をしていますので、起き上がり攻撃や奥・手前横移動をされると大きい動作を必要とするスライディングやランチョップはスキができやすく反撃させる間を作ってしまうので、気を付けてください。鉄拳7では防御一辺倒では勝てなく、攻撃が最大の防御となるのは事実ですが、間合いの取り方も重要になりますので使うタイミングを見計らえるようになるとさらに勝率が上がるでしょう。 鉄拳7に限らずシリーズを通してガードが勝敗に大きく影響してきます。相手のガードをどう崩すかがこのゲームの肝と言っても良いほど重要です。ガードには二種類あり、立ちガードとしゃがみガードがあります。立ちガードは上段・中段攻撃で防ぎ、下段攻撃はしゃがみガードで防ぎましょう。他にも奥や手前に移動すると避ける事もできますし、上段攻撃はしゃがむと同じように回避する事ができます。鉄拳のコンボはあっという間に体力を削られてしまいますのでガードか回避をしながら反撃にでる機会を見極めましょう。それでは、先ほど紹介しました移動中の攻撃であるタックル、スラッシュキック、スライディング、ランチョップや無敵ショルダータックルについても紹介します。タックルは投げ技に等しく、投げ抜けを相手に掴まれたタイミングで右パンチ入力をすると相手に押し倒されません。また、左右パンチを掴まれ押し倒されるタイミングで入力するとタックル返し判定が入り逆転して相手に対してマウンティング体制を取れそこから追撃する事が可能です。仮にマウントを取られても相手がパンチを繰り出してくるタイミングで同じ方のパンチを押すと防ぎマウントから立ち上がる事ができます。マウントで寝技である腕ひしぎ十字固めはキングなどが繰り出す技ですが、これも技が発生したタイミングで両パンチを連打すれば抜ける事ができます。スラッシュキック・ランチョップ・無敵ショルダータックルなどは上段ガードで対応できますが、ガードできても相手が有利ですので一呼吸置いてガードでもう一度相手が攻撃をしかけた後の反撃が良いでしょう。他にもランチョップとスライディングは前ジャンプか奥・手前移動で避ける事ができますが、無敵ショルダータックルはホーミングですので奥・手前移動では防げません。通常ガードはレバーを相手の攻撃がくる方向と真逆に倒すのですが、他にもレバーをニュートラル(レバーを倒さない)にしてもガードをする事ができますが、単発ならまだしもコンボなどの連続攻撃などは防げませんのであまりオススメしません。 鉄拳7は相手から吹っ飛ぶくらいの強い攻撃を受けた時に地面に倒れても攻撃を受け続けますので、おちおちと休んでいられません。受け身を取る事で追撃を回避し直ぐに反撃に出る事で相手のコンボを止めましょう。受け身には三種類の方法があります。横に転がる横転受け身、一部投げ技に繋げる事も可能です。後方受け身は相手との距離を取りたい時に使いましょう。クイック受け身はその名の通り直ぐに受け身態勢取れますが、距離が近い為相手の追撃を受けやすいです。また起き上がり方にもいくつか種類があり、その場で起き上がったり奥・手前横に回転して起きたり後方に転がって起きたり、起き上がるタイミングと同時に攻撃をしかけたりする事もできます。起き上がり攻撃には下段キックで当たれば相手をダウンさせカウンターにつながり、中段キックはヒットすれば相手を吹き飛ばすことができ、スプリングキックは倒立跳ね起きで相手に身体全体を使って相手に向かって蹴り出し、ライジングチョップは前回転や後ろ回転から起き上がりざまに相手にクロスチョップを繰り出します。この起き上がり攻撃は距離があるので、近距離から中距離で使用するのが良いです。キングとエディに限り回転しながらスプリングキックができます。前転クロスチョップ、一部キャラクターはスプリングクロスキックができない代わりにスプリングクロスチョップができます。これは相手がガードした場合、かなり硬直時間が発生しますのでこちらの連続攻撃にかなり有利に働きます。スプリングキックができないキャラクターは吉光、ポール、ギガース、クラウディオやスティーブとなります。もし状況的に相手の次の攻撃が読めず強い相手の場合、一度起き上がらずに一発喰らってから起き上がるのも戦略としてはありですが、なるべくなら攻撃を回避するか反撃にでるかして倒れてからの追撃を避ける方がベターです。 鉄拳7にはいくつかの投げ技とキャラクター固有の投げ技とあります。基本上段判定なのでしゃがみで避ける事が出来ますが、一部キャラクター(キングやジャック7など)は下段投げもできますので気を付けてください。通常投げ、ロングレンジ投、左右側面投げ、コマンド投げ、背面投げや連続投げまたは投げコンボがあります。通常投げはその名のとおり近距離から相手を投げる事ができ、ロングレンジは少し距離があっても相手を掴みに行って投げられ側面投げは通常投げよりも多少ダメージが大きいです。コマンド投げはキャラクター毎の固有投げですので色々なスタイルがあり繰り出すと見るだけでも面白いかもしれません。最後に背面投げですがこれは相手に大ダメージを与える事ができ且つ他の投げは投げ抜けできますが背面投げの場合は投げ抜けができません。 鉄拳7の醍醐味はなんといってもコンボです。これは比較的簡単に見えますが、攻撃を繋げるだけでなく相手を空中に浮かしてそこから左右・右左パンチやキックなどを織り交ぜて繰り出すのに攻撃がつながるかどうか組み立てる必要があると共に相手が空中でヒットを受け続ける事でコンボがどれくらい続くか判定されますので地面に落ちた瞬間にコンボがなくなりますので容易ではありません。大事なのは相手に対してどれくらいより空中に浮かす事ができる攻撃を然るべきタイミングで当てるかがコンボの連続性に関わってきます。コンボは上手く決まれば相手の体力を半分以上削れますのでその分勝率が上がります。例え最初は負けてても、自分のコンボが上手く相手にヒットし、全部ヒットさせることができればかなり体力を削る事ができるので形勢を巻き返す事もできます。上手い人は一気に相手の体力を半分以上減らす事ができるコンボを編み出していますので、プラクティスモードや他のプレーヤーのコンボを観て自分なりの連携攻撃を編み出してみましょう。最初は2~3発くらいの簡単なコンボから練習して徐々に増やしていくのがオススメです。 鉄拳7には壁在りのステージや壁無しで自由に動けるステージが混在しています。これをステージギミックと呼びます。破壊不能な壁、破壊可能な壁、破壊可能な床、壁を破壊した時に下のフロアに移動、無限遠という五種類のステージがあります。壁があるステージでは移動が制限され、壁に追い込まれた時、コンボ技を発動したり吹き飛ばし攻撃で連続ヒットを受けたりした時は大ダメージを背負い、空中コンボから壁へ飛ばされた時は中程度、壁を背に通常攻撃でヒットを受けた場合は弱ダメージです。吹っ飛びもダメージ判定になり余分な負荷がかかりますので、気を付けましょう。ずっと壁越しですと相手の攻撃を避ける事が困難になり防戦一方に陥りやすいです。他にも強い打撃を受け地面に倒れた場合、床が崩れ下層へ落ちていくステージや吹っ飛ばされ柵のような遮蔽物が壊れ下へ放り出されるステージもありますので、上手くステージを把握していれば、どのタイミングで戦況を変えるか分かりますので面白さが増します。 鉄拳7より新たに導入されたシステムです。体力が1/3になるとレイジ状態になり攻撃力が1.1倍に上昇します。この状態でのみ出せる専用技がレイジアーツとレイジドライブです。レイジアーツはキャラクター固有の超必殺技でマッチ中に一回限り使用できます。ストリートファイターVでいうクリティカルアーツの使用制限バージョンと同等であると理解すれば分かりやすいと思います。この技が発動している時は制限時間が止まりますので形勢が悪い場合は一気に大ダメージを与える事で逆転につなげる事ができますが、相手ももちろん警戒してきますのでガードされた場合や避けられた場合はスキが大きい分カウンターリスクが高いので慎重に繰り出すタイミングを考えた方がベターです。レイジドライブは同じくレイジ状態で通常の技が強化されダメージも強化されており、繰り出すだけで一気にダメージを削れる攻撃もあります。レイジアーツと違いレイジドライブはもう少し軽く考えても大丈夫な攻撃ですので気軽に出してみる感じでやると意外と相手にプレッシャーを与える事ができるかもしれませんよ! 鉄拳7に限らず格闘ゲームは負けが続くと他のゲームと同じようにストレスが溜まってきます。調子が悪い状態で連戦すると良い事はありません。勝ちへこだわるあまりコンボが雑になってしまったり相手に攻撃を読まれカウンターをくらう事も増えてくるかもしれません。こういう場合は一度ゲームを中断して他の事で気を紛らわしましょう。ゲームにはまると大抵は優先順位の上位にきて、他の事が疎かになっていませんか?ならちょうど良いタイミングですので後回しにしてしまった事を片付けたり、それではストレスが余計溜まるのであればお菓子や食事をするのもリセットするには良い方法ですよ。腹が減っては戦はできぬと言いますし。他にもストリームで自分よりも上手いプレーヤーのマッチを観たり他のモードで練習をするのも手です。戦績を悪化させたくないのであれば、必ず自分のメンタルを気にしてください。何事も焦ると物事が上手くいかない時が多々ありますので、休憩をとるのが賢明な判断だと思います。 鉄拳7でいう段位はストリートファイターVや他のゲームのランクと同じです。最初は入門生から入り、そこから段位を上げていきます。オンライン上で全世界の鉄拳プレーヤー相手にランクマッチを行い、勝つと段位が上がってきます。また今回は飛び級があるので上手く戦う事によって段位を早く上げる事も可能になりました。余談ですが、最初にアーケードでリリースされた鉄拳7のバージョンアップが鉄拳7FRで、それを家庭用に販売したのが鉄拳7ですのでアーケードの鉄拳7FRと内容はほぼ同じです。但し、段位など若干変更されているのがありますので名称変更があった段位を表で分けて記載しておきます。大体は自分の段位と近い相手との対戦になりますが、最速で上がるには同じ段の相手と3戦して3勝すると昇格試験を受けられます。その逆で負け続けると降格になってしまいます。鉄拳7では自分よりも高い段位を持っている相手と戦うよりも同じ段位の相手と戦った方が昇格に近くなりますので、なるべく同じ段位の相手と戦うのが良いのですが、こればかりはランダムですのでもし当たって負けても失うポイントは少ないので、めげずに再挑戦しましょう!最上段位が鉄拳神・天というカッコイイ称号をもらえますので、頑張ってチャレンジしてみてください! 鉄拳7のベーシックなどを色々と本ガイドで紹介してきましたが、ある程度は読んで理解してもらえたかと思います。ですが、やはり読んでいるだけでは頭で理解していたとしても中々実戦で応用できるかは難しい判断になるかと思いますので、オフライン戦のプラクティスモードなどで一度様々な技やコンボを試してみてください。対コンピューター戦でしたら自分の練習したいシチュエーションで設定できますので、コンボ練習やガードの練習など色々な事を試してみてください。段位に影響がないバーサスモードでもオンラインで友人や他の人と対戦する事ができるので場数を踏んで自分の好きなキャラクターでプレースタイルを確立するのに良い環境です。ひたすらプレーして自分のコンボやプレースタイルを確立していくと楽しくなってきます。キャラクター毎に固有の必殺技やコンボがありますので、一人極めたら他のキャラクターでいちから練習し直すのも新しい発見ができて面白いですよ! 鉄拳7~アマチュアガイド~
どのキャラクターが良いの?
移動
ダッシュ攻撃は諸刃の剣
ガードと回避について
受け身から起き上がり
投げ
コンボは必須スキル
ステージギミックって何?
レイジって何?
ティルト
段位を上げる為には?
段位 鉄拳7 鉄拳7FR - 入門生 入門生 - 9級~1級 9級~1級 1段 初 段 初 段 2段 二 段 二 段 3段 三 段 三 段 4段 師 範 武 者 5段 皆 伝 師 範 6段 達 人 皆 伝 7段 名 人 名 人 8段 餓 狼 餓 狼 9段 猛 虎 猛 虎 10段 大 蛇 大 蛇 11段 飛 竜 鬼 熊 12段 剛 拳 剛 拳 13段 狂 拳 魔 拳 14段 魔 拳 滅 拳 15段 滅 拳 獄 拳 16段 修 羅 修 羅 17段 羅 刹 羅 刹 18段 羅 将 羅 豪 19段 羅 豪 羅 閃 20段 玄 武 玄 武 21段 白 虎 白 虎 22段 青 龍 青 龍 23段 朱 雀 朱 雀 24段 拳 帝 拳 帝 25段 武 帝 武 帝 26段 聖 帝 聖 帝 27段 煌 帝 煌 帝 28段 風 神 風 神 29段 雷 神 雷 神 30段 鬼 神 鬼 神 31段 龍 神 龍 神 32段 拳 王 拳 王 33段 鉄 拳 王 鉄 拳 王 34段 鉄 拳 神 鉄 拳 神 100段 真・鉄 拳 神 真・鉄 拳 神 ??? 鉄 拳 神・天 鉄 拳 神・天 百聞は一見にしかず