スタークラフト2はリアルタイムシミュレーション(RTS)の中でも名作として世界中に知れ渡っているeスポーツタイトルであると同時にとても複雑なゲームです。その最大の理由がすべての操作がカウントされ、それがゲームをやる上で重要な要素になるからです。その中でもスピードがベストなカウンター目安となり、毎秒カウントされる時間を有効に使えれば勝率が若干上がります。スタークラフトシリーズはパソコン(PC)でブリザードランチャーを通してのみプレー可能です。例えば相手がテランのバトルクルーザーでやってきた場合、フルアップグレードをした20人のマリーンがいた方が良いです。と言ってもまだイメージし辛いと思いますので、先ずはビギナーガイドから初めていきましょう。 スタークラフト2にはキャンペーンというストーリーモードがあります。基本などゲームを覚える上でもこのキャンペーンモードで遊ぶ事をオススメします。このモードを選ぶことでゲームのストーリーを知るだけでなくユニットについて学ぶことができるうえにランクにも影響されませんので、このモードをこなしていればオンライン対戦などをした時に楽になります。 キャンペーンモードとオンライン対戦ではプレースタイルが全然違います。ブロンズプレーヤーとシルバープレーヤーの間でのアームズレースとの揶揄されるジョークがあるくらいです。キャンペーンで学んだ事が全てオンライン対戦時に通用するわけではありませんが大体のプレーヤーに一通りの基礎知識を身に付けてくれ、ゲームを全く知らずに始めるよりは一通りこなしている方がやりやすいです。キャンペーンモードはそれなりに長く、プレーヤーを惹き込むストーリーが用意されていますが、ステージによっては長い時間をかけてクリアする事もありますので負けてしまうとその分キャンペーンをクリアするのに時間がかかります。初めてスタークラフト2をプレーする場合は難易度を極力ブルータルやハードにしないでください。直ぐに倒されては操作方法や途中で覚えていくユニットなどが分からなくなってしまいます。次はそれぞれの種族とベーシックな使い方についてご紹介します。 ザーグは低コストで生産できる弱小ユニットを大量に作りスウォーム(集団)で相手に襲いかかるのが常套手段です。侮ると大量に増えた時にイナゴの大群のごときスウォームが通った後には跡形も残らないほどの脅威を発揮します。この種族のメリットはコストが安く生産スピードも速いですがその代わり他の種族と比べ少し耐久性が低いです。ランクが上がっていくと人によっては解釈が必ずしも同じではないかもしれませんのでまずは全体を使ってみてから強みと弱みを比べてみてください。 ザーグのプロ使いですと、セラル、ローグ、ダークとレイナーなどがいますので、彼らのマッチを観ればザーグがどれぐらい凄い事ができるのか分かります。スタークラフトにランクプレーヤーの28%はザーグ使いで、現在は一番使われていない種族(ランダムピックを含まない)で、グランドマスターまでいくプレーヤーも最も少ないです。この統計は全世界のプレーヤーベースで共有されている統計も含みます。 テランは人間と同じ種族です。彼らはバランスが取れた種族でコストとユニットパワーが相対的でザーグとプロトスの中間くらいです。テランはほとんどの場合、オンライン上で使う時も最小限の練習で使えるほど易しいです。もちろん手練れのザーグやプロトス使いには負けてしまいますが、もちろん個人の力量で変わる事もありますが延々と続くじゃんけんはグーとパーの形勢は変わりません。テランのプロプレーヤーにはマル、スペシャルとTYがいます。前はテラン使いの四天王と言われていましたが、最近のGSLで崩れました。テラン使いはランクプレーヤーのほとんどを占め全体で33.26%ですがプロトスのグランドマスターと比べると少ないです。 プロトスは映画に出てくるようなかなり先進的な技術を持った種族です。3種族の中でもっともコストが高く比較的強いです。プロトスのプロプレーヤーはお互いに対峙した時にマッチが膠着しがちで評判は宜しくないのですが、他の種族との対峙でしたらまだ見れます。 Pはプロトスの省略でTはテランの省略で、Zはザーグの省略です。これら表示はマッチを観る際にステータスパネルに使われますので覚えておくと良いですよ。プロトスのプロプレーヤーにはスタッツ、クラシックとニーブたちがしばらくスタークラフト2のプロフェッショナルに名を連ねています。プロトスプレーヤーはランクプレーヤー全体の29%になりグランドマスターの全体数を35%押し上げていますが、不思議な事に最近のレースでは一番勝っているのが少ない種族で、マルとセラルがほとんどの大会を征しています。 どのレースにも所々選択できないところがあったり、グランドマスターになれない口実を作ってしまいがちです。毎回オンラインのランダムマッチアップの際にランダムで種族を選びます。これは一部の人にもメリットがあります。種族をランダムセレクトする事で相手があなたに対する攻略をする事が難しくなり、こちらの態勢を築くのに必要な時間を稼ぐことができます。一部の人にとってはイロレーティング(ランキングシステム / Elo)で高いアドバンテージをゲットする事ができるのでランダムで種族を選択する人が少なくありません。ウィンターゲーミングのような人は毎回最初にランダムで種族を始めます。その反対に誘導作戦で相手を惑わし打ち倒すプレースタイルをするプレーヤーもいます。これは全部の種族に当てはまる事なのですが、ランダムセレクションであれば相手も陽動できないので、偽の種族を申告して回避しても良いです。ランダムの罠は対戦相手全員が正直に自分の使う種族を申告する義務はないので、気を付けてください。自分の使う種族を申告するしないも先ほど紹介しましたように戦略の内の1つで、これを利用するのは恥でもなんでもありませんし、相手が仮に自分の申告した種族を信じた場合時間を稼ぐことができます。念をおしておきますが、この手は正直さに欠けるのでたくさんの人が好まないやり方ですし、高いelo、例えばダイアモンドまで到達しないと失った時間を効率的に取り戻せないのでランダムで遊ぶのはオススメしません。 ランダムモードは自分の得意な種族にあたるか不明で、ほとんどのプレーヤーが全部の種族を使えるわけではありませんのでこのモードでプレーするプレーヤーはランキングプレーヤー全体の内9%です。よりクローズアップすると(この記事を載せた時点で)世界中でランダムモード内でのグランドマスターは15人しかいません。ランダムでメジャー大会でやったのはたった1人しかおらず、GSLのGuMihoですが直ぐに敗れ今はテランを使っています。もしランダムモードでプレーしたいのであればitmeJPとウィンターゲーミング(恐らく止めるようアドバイスされると思いますが)に話を聞いてみるのもありです。個人的なランダムプレーヤーの経験としては全種族を少なくとも週に30回以上使いプラチナまで上げてからの方が良いかもしれません。 ゲームが始まると双方のプレーヤーにはメインベース、ネクサス、コマンドセンターと何体かのワーカーが与えられます。これらの資源を使って軍隊を作り互いに戦います。通常の勝利条件としては相手の建造物を全て破壊する事です。どの種族にも200という少量のサプライから始まりますので必須設備やユニットを建てたり生産したりする事でユニットを増やす事ができます。 スタークラフトではほとんどが“GG”(グッドゲーム)サレンダー(降伏)をします。コミュニティのほとんどで被害がでる事はなく、上のランクにいけばいくほどありません。なぜかというと次のランクへ早く上がりたいので負けが確定次第あっさりとしていて一方的に愚痴をこぼしません。これがこのタイトルの慣例となっていますし、一度形勢を逆転されると巻き返すのは不可能ですし、6分ほどクールダウンする間を置いてから次のラウンドをやるか決めましょう。 他にも長い間プレーしていると口撃で相手のティルトを誘いだし倒そうとする相手もでてきます。このような相手はどのゲームにもいて勝っても負けてもただ単にあなたを嫌な気持ちにさせたいのです。あなたに唯一できるのはこのような行為をしないという事です。 スタークラフト2を遊ぶ時に4つの選択があります。それはザーグ、プロトス、テランかランダムです。ランダムプレーヤーでは高いイロレーティング(ランキングシステム / Elo)に到達するにはゲームについてかなり知っていて1つの種族使いよりもマッチアップについて知っておく必要があります。もちろん1つの種族を使い続ければ色々なプレースタイルが確立できてランダムにプレーするよりも対応が広まるのでそれもありですが、知っておいて損にならないのが全部の種族について知っておくと対応力がより広がります。それぞれの種族にはいろいろなステレオタイプがあり、パッチが更新するたびに種族のメタが変わり他の種族に圧倒されたり弱体化されたりしたという様々な意見が出ます。客観的に観た場合、使う種族によって優劣がでるようにみえますが実際はプレーヤーのスキルとスピードによる違いがでているだけです。 他のタイトルと同じようにスタークラフトでも知識は力なりです。相手が何をしているのかやどのように倒すかを知っているとゲームの勝率が上がります。他にも暗闇の中の闘いがあり、一部のマップでは「ゼル・ナーガタワー」などはプレーヤーが取った時に小さな円形のビジョンをくれます。テランはこのオービタルコマンドスキャンとスカウトマリーンなどが後で生産できるようになり、通常はSCVをスカウトとして敵の進行パスを早い段階に察知できます。ザーグにはオーバーロードなどがビジョンを与えるのに使えますが、サプライとしての役割があり、失うと生産できるユニットが減りますのでスカウトとしてはあまりオススメできません。もちろんオーバーロードをオーバーシアーにアップグレードする事で移動速度が比較的速くなりビジョンを確保したいところを素早く照らす事ができます。プロトスには限られたオプションしかなく、基本的にはオブザーバーというスカウトユニットしかありません。コストが高いですが透明になる事ができ特定のユニットや設備にしか特定できなく、極小であり肉眼でしか確認できないくらい精細です。 スタークラフト2の動画は初心者には把握し辛いですが、観戦しストリーマーやコミュニティとコミュニケーションをとる事でよりゲームについてより理解できます。その他にもインターネット上に載っているユーチューブなどの動画を観る事で独学よりもたくさん覚えられます。スタークラフトを覚えることが少なくありませんのでこれら外部のプレーを観るのも自分のプレースタイルを広げるのに良いです。違う方法を学ぶのが初心者のゴールではなく、それぞれの種族を数回使いどんな感じなのか感覚をつかむ事ですので、他にもキャンペーンを通して色々と学ぶこのが役に立ちますし、最終的にはその種族について学ぶことができます。自分と近いランクに継続的に勝てるようになるまで同じ種族で繰り返し練習をする事でビルドパターンやユニットの特徴や相性が分かり操作も早くなります。 スタークラフト2は新規プレーヤーがプレーするのをためらわせる面があります。それは未経験だと何から始めて良いのか分からなくゲームに入り込めないからです。RTS(リアルタイムシミュレーション)は他のジャンルと比べて攻撃するまでに時間がかかりプレー時間が長く、MOBA系やFPSとはまた違います。ランクモードにはゲームバランスを調整するためのMMR(マッチメーキングレーティング)システムが採用されています。フラッシュ、セラルとマルのようなプレーヤーでさえもストリークを維持するのが難しく一番高いセラルでも約7300+ほどだという事が分かり次が7025です。 はっきり言いますとどのゲームもマスターするのには時間がかかる上にパッチ更新でメタを変更してゲームバランスの調整が入るのでそのゲームでトップに到達しようとするとそれなりの時間がかかります。それを踏まえた上でどのeスポーツでもプロレベルに到達できたら自慢できる事です。なぜならばそこまで到達するには相当な時間を費やしている為、それぞれの難易度が違う為かかる時間もそれなりに違いますし、プロシーンではスタークラフト2の様な1対1のスタイルは余りありません。RTS(リアルタイムシミュレーション)チェスを連想させます。刻々と変化する状況に色々な可能性をみつけたり自己のプレースタイルを確立できたりしますがチェスのクイーンやポーンの移動範囲を変える事はできませんが、スタークラフト2はゲームバランスを微調整すると一部戦略は廃れてしまいます。 ありがたいことに新規プレーヤーにはランクなどMMRに影響がでないゲームモードで練習する事ができたり、特定のカウンターを練習するモジュールや自分のランクやスキルレベルに応じたAI戦などで練習する事もできます。練習用のAIは新しくプレーする際にゆっくりと自分のペースでできるのでストレスフリーなので初心者には最適な練習モードです。スタークラフト2のコミュニティには様々な難易度で練習できるモジュールを提供するサイトなどがあり、中にはある程度ゲームを理解してくるとトレーニングにとても役に立つモジュールもありますので是非ご利用ください。 それに加え2対2、3対3か4対4など友人と一緒に遊ぶこともでき、全体的な状況などは1対1のようなシナリオとは違いこれらのプレーヤーが長い間プレーしているプレーヤーだったり同じように新しくゲームを始めたプレーヤーかもしれません。 スタークラフト2では他のゲームと同じように練習を繰り返す事でスキルが上達しますが、何から練習すれば良いのか分からない場合は上達する速さに違いがでてきます。特定のビルドや特定のカウンタープレーを練習しておくとスムーズにゲームプレーを進行できます。パスを作る時はどのような組み合わせを目指しているのか予め計画しながら生産しておくユニットや設備を進めていくと効率が上がり勝利への道を確保できます。もし特定の種族やユニットが出てくる状態で勝てずにいるのであれば、どのような設備やユニットで対応するか考えておくか試しながら数回練習しておくと良いです。 テラン、ザーグ、プロトスの種族はプレーヤーにもよりますが全種族共にそれなりの時間を費やすとある程度ランクアップすると同時に使い方も上手くなります。どれくらい上手くなったかまだ自分で把握できないようだったら何が原因なのかを突き止め、頭に植え込む事で改善するのが良いです。そうする事で同じ状況に陥った時に乗り越える事ができます。 先ずはホットキーと呼ばれる一つのキーでコマンドを実行できる操作を覚えるのが大事です。これができるようになれば前線で相手と戦うユニットを常に補給できるので後退余儀なくされた場合でも戦線を維持し、勝っている場合は相手陣地に攻め込むこともできます。コントロールグループはユニットやマップの箇所などを瞬時に設定できます。複数の施設を建てホットキーを設定する事で同時に複数のコマンドを実行する事ができます。ホットキーには他にもたくさんの使用方法があります。例えば体力やそれ以外のゲージが均一でなくなったグループ化したユニットを解除し素早く再編集できます。複数施設で同時にユニットを生産する時にこのキーを使うのですが、これが容易ではありません。指定したユニットそれぞれにホットキーを設定する必要があります。ホットキーを使いこなすのは容易ではなく、上級プレーのうちに入りますが早めに使いこなせるようになる事でスキルアセットが増えます。マイクロはマクロと対をなしています。スタークラフトにおいてマイクロに集中し過ぎてしまいますとマクロに意識が及ばなくなり、どちらかが生産を多くした方が勝ちます。 スタークラフト2のプロシーンは大部分の構成が違い、いくつかの小さい大会で作られています。グローバルスタークラフト2リーグはほとんどが韓国で開催されていて他にもいくつかストリーム配信されていない大会もありますが、メインイベントはセクションに分かれて配信されています。スタークラフト2ワールドチャンピオンシップシリーズは二つの大会に分かれておりWCSヨーロッパとWCSアメリカがあり、その他にもコミュニティの間で配信される動画もいくつかあります。 スタークラフト2の一番大きい大会がGSL対ワールドトーナメントとブリズコンのWCSグローバルファイナルです。スタークラフトシリーズの最高峰はフォローするのが難しいですが面白いマッチを観せてくれます。WCSかGSLのどのマッチを観ればeloが高いプレーヤーとはどういうものかが分かります。他にもキャスターがスタークラフトのインサイトや変化について色々と語ってくれますが、プロの真似を直ぐにしようとせずノートに控え何が得意なのか書き留めてください。ゲームに対する理解が進むにつれ誰しもが上手く使えるようになりたいユニットなどを使ったeloのトップにいるプレーヤー同士が決闘しあうのが楽しくなります。 毎ゲーム終わる度にゲームを巻き戻す事ができどのように進行したのかを確認できます。これはeスポーツなどにおいて一番良い機能で、自分のプレーを客観的に観る事ができるので直ぐに自分の間違えたところや勝敗を分けた動きなどを特定する事ができます。上手くなる為にもミスの特定や知識を蓄積できれば上達の速さがさらに速くなります。 スタークラフト2での一番面白くやりがいのある1対1は前作から引き継いだ魅力そのままで他のゲームタイトルよりも面白いです。このゲームは複雑で奥が深くメタを継続的に変えていく事でプレーヤーがゲームを学んでいく事でその様々な可能性や戦略が見えてきます。一番の見どころは今ではゲームが無料でプレーする事ができますので、是非この機会に一度遊んでみてください。そして絶望のピットともいえるゴールドリーグまで到達しましたらもう一度本サイトのアマチュアガイドを読んでみてください! スタークラフト2~ビギナーガイド~
スタークラフト2とは?
キャンペーンについて
ザーグについて
テランについて
プロトスについて
種族のランダムセレクションについて
スタークラフト2のマルチプレーモード
どの種族を選べば良い?
ビジョンと暗闇の中の闘い
ストリーマーやプロプレーヤーはいるの?
スタークラフトは他のゲームとどう違うの?
どうすればスタークラフト2を練習できるの?
何から練習するの
スタークラフト2のマクロはなに?
プロシーンはどんな感じ
リプレイ機能について
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