シャドウバース~ビギナーガイド~
イントロ
シャドウバースは様々な宿命を負った8人の主人公を使って数々のカードを駆使しながらダークファンタジーな世界を舞台にした独自ストーリーを進めながら心躍る様々なイラストが載ったカードを集めたり、そのカードでオンライン対戦ができるトレーディングカードゲームです。このガイドではこれからシャドウバースを初める人向けに遊び方から大体の流れやプレー開始時に抑えておきたい事についてわかりやすく簡潔に紹介していきたいと思いますので、最後まで読んでみてください!
遊び方
一人1デッキ(カードを40枚)用意し、互いに手持ちのカードを状況に応じてフィールドに出し相手の出したカードと対峙します。デッキから手持ちカードを8枚持ち、5枚フィールドに置きます。勝利条件は対戦相手の体力(20)を0にすること、または自分もしくは対戦相手の引くカードがなくなった場合は敗北条件となります。シャドウバースには8種類のリーダークラスに1000種類以上のカードがあり、リーダーの中から一人を選んで自分の分身としてゲームに臨みます。それぞれのリーダーにはクラス(エルフ、ロイヤル、ウィッチ、ドラゴン、ネクロマンサー、ヴァンパイア、ビショップ、ネメシス)があり、それによって使えるカードも違います。クラスに合った戦術を考え、所持しているカードを組み合わせてデッキを作れるのも楽しみの一つですが、それは次のガイドにて詳細をご紹介したいと思います。シャドウバースのカードにはプレーヤーに次ぎ「フォロワー」、「スペル」、「アミュレット」があり、これを組み合わせて相手とデュエルします。バトルはターン制で、カードを一枚ひきながら手元に残すか8枚まで残せますが、9枚目は場と呼ばれるフィールドに出すか、使わずに捨てることになります。
カードの種類
【リーダー】 ゲーム内における主人公です。それぞれ固有のクラスがあります。
【フォロワー】バトルの主役となるカードで、フィールドに出して相手リーダーやカードを攻撃したり、特有能力で味方を助けたりします。
バトル中に進化する事もできます。
召喚系スキル
プレー時や破壊時にデッキから特定のフォロワーを手札に加えたり、フィールドでプレーし
たりすることができる能力。
強化系スキル
自分自身の強化や、ほかのフォロワーの強化を行える能力。
ダメージ系スキル
プレー時に相手のフォロワーやプレーヤーにダメージを与えたり、破壊したりすることができる能力。
【スペル】一度使うとなくなってしまう魔法カードです。
強化系
自分のフィールドのフォロワーの攻撃力や守備力を高める。
破壊、消滅系
敵フォロワーを破壊、もしくは消滅させることができる。
ダメージ系
敵フォロワーやプレーヤーにダメージを与えることができる。
ドロー系
自分のデッキからカードを1枚ドローすることができる。
【アミュレット】補助効果カードですので、攻撃したり攻撃を受けたりしません。
強化系
フィールドにあるだけで毎ターンフォロワーの攻撃力、守備力などが上昇していく。
進化系
味方のフォロワーを毎ターン進化させることができる。
カウントダウン系
フィールドに出し、一定のターンが経過すると、フォロワーをフィールドに召喚できる。
デッキタイプ
【アグロ】序盤から積極的に相手を攻撃していくタイプのデッキで、別名フェイスとも呼びます。低コストのフォロワーが中心の構成で、早く相手を倒したい 時に使えます。コントロールやコンボに対して強いですが、守護や回復に特化したアンチアグロデッキには要注意です。
【ミッドレンジ】低コストから高コストのフォロワーまでバランスよく入っている構成で、どんな相手にも使えるデッキが多いです。全体的に致命的な相性を 持っていないので安定して使えます。
【コントロール】妨害・コントロールに重点を置いたカード構成です。カード除去やドロー効果を持つカードが多いです。後半で相手を倒したい持久戦向けで す。フォロワーを多く持つアグロに対して対応を迫られるので、相性が悪く逆に除去カードが活き易いミッドレンジに対して強いです。構成 に偏りがあるので扱いには十分気を付けてください。
【コンボ】特定カードの組み合わせで連続技を決め相手を倒す構成になっています。速さや安定性がデッキの強さ指標になります。コンボ準備に必要な時間を 与えてくれないアグロとの相性が悪いですが、準備が整えれば崩されにくく必殺が可能なデッキです。
用語
このガイドではこれからやり始める、または興味がある人達に先ずシャドウバースを始めた時に必ず目にする表記や余りにも省略されすぎて分かりづらいと思った用語をいくつかピックアップしてみました。このガイドに載っていないのもあったりするかもしれませんが、ここでは先ず初心者向け用語を紹介します。
【デッキ】複数カードの集合体、シャドウバースでは1マッチ40枚=1デッキで戦います。
【手札】直ぐに出せるカードの事をいい最大8枚まで所持できます。
【ドロー】デッキからカードを引く事をいいます。
【マナ】PPの別名で一般的にコスト制のトレーディングカードゲームではターン開始時に増えたり回復したりして使用するカードのポイントに消費します。
【マナカーブ】デッキ内のカードコストが低い順から高い順に並んでいるとそれで描かれるカーブの事です。綺麗なカーブが描かれているカーブであればある ほどマナ(PP)が増えると同時に高コストカードが使えるようになるのでストレスなく使えるデッキといえます。
【マリガン】マッチ開始時に最初に引いたカードをデッキに戻してドローし直す事です。
【焼く】相手カード(特にフォロワー)を除去(破壊)する事です。
【割る】相手カード(特にアミュレット)を除去(破壊)する事です。
【PP】プレーポイントです。毎ターン増えていき、これを消費してカードを場に出します。
【EP】進化に消費するポイントです。
【Tier】デッキタイプの流行度=メタ=強さを指しています。例で言えばTier1は最強デッキです。
リーダーのクラス特徴と戦い方
【エルフ】安定感とテクニカルプレーが好きな方へオススメ!
- 1ターンに複数カードを使うと強化されるカードが多い
- 体力1/攻撃1のフェアリーを増やしながら戦う
- 動きがテクニカルなため上級者向け
- 比較的低レアカードでデッキを組める
- タイプ別にアグロ、翠嵐、バフエルフ、ミッドレンジ、コルワエルフがある
【ロイヤル】サクサク進められ、豪快なプレーが好きな方へオススメ!
- 優秀なフォロワーを軸に相手フォロワーに競り勝つ
- 兵士を並べて指揮官で強化する
- 戦い方がシンプルで初心者向け
- 低コストフォロワーで速攻を仕掛けるデッキなら低レアで組める
- じっくり戦うデッキだと逆に高レアカードが多数必要になる
- タイプ別にミッドレンジロイヤル、アグロロイヤル、コントロールロイヤルがある
【ウィッチ】計画的で複数のカードを使った合わせ技が好きな方へオススメ!
- 低コストスペルでスペルブーストカードを強化しながら戦う
- フォロワー除去や山札からカードを引けるカードが豊富
- 土の秘術を主軸に戦うデッキタイプもある
- 比較的低レアカードでデッキを組める
- タイプ別にマナリアウイッチ、土/秘術ウイッチ、開闢ウイッチがある
【ドラゴン】大きめのフォロワーや一撃必殺が好きな方へオススメ!
- PPの最大値を増やすカードで相手より早く大型フォロワーを出せる
- PP7以上(覚醒)で強化されるカードがある
- 戦い方がシンプルで初心者向け
- デッキを組むには高レアカードが多く必要
- タイプ別にサタンドラゴン、テンポ、異界ドラゴンがある
【ネクロ】安定感のある展開が好きな方へオススメ!
- 墓場を増やしネクロマンスを発動させながら戦う
- 破壊されたときに能力を発動するカードが多い
- 序盤から終盤まで安定した強さを誇る
- 比較的高いレアカードが必要
- タイプ別にミッドレンジネクロ、アーカスネクロ、リアニメイトネクロがある
【ヴァンパイア】ギリギリのスリル感が好きな方へオススメ!
- 体力10以下(復讐)で強化されるカードが多い
- デメリットがある代わりに強力なカードを駆使して戦う
- 速攻デッキは低レアカードでデッキを組める
- じっくりと戦うデッキは高レアカードが多数必要
- タイプ別に自傷ヴァンパイア、蝙蝠ヴァンパイア、復讐ヴァンパイア、アグロヴァンパイアがある
【ビショップ】思慮深く相手の攻撃に対処しながら強烈なお返しが好きな方へオススメ!
- フォロワーを消滅できるカードや全体除去が豊富
- さまざまな効果を持つアミュレットを軸に戦う
- 回復カードや守備フォロワーが多く守りが堅い
- 比較的低レアカードでデッキを組める
- タイプ別に聖獅子ビショップ、聖獣ビショップ、アグロビショップ、天狐ビショップ、ラピスビショップがある
【ネメシス】幅広くスタイリッシュなプレーが好きな方へオススメ!
- 共鳴状態(デッキ枚数が偶数のとき)を駆使して戦う
- トークンカードをデッキに加え、デッキ枚数を変動させる
- 消滅効果のスペルや突進フォロワーなど除去が豊富
- トークンカードには低コストで能力の高いフォロワーが多い
- タイプ別にアーティファクトネメシス、リーシェナメイシアネメシス、人形ネメシス、オーキスノアネメシスがある
カードの効果/能力
【アクセラレート】カードを場に出す為のコストに使うマナ(PP)が足りない場合、残りマナ(PP)がアクセラレート値以上の場合にアクセラレート能力のみ持つ スペルとして使えます。
【エンハンス】残りマナ(PP)がエンハンスの数字よりも上であれば、コストを消費して能力を発動できます。
【カウントダウン】アミュレットの能力、自分のターン開始時にカウントダウンが1進み0になるとアミュレットの能力が発動する。
【覚醒】ドラゴンクラスが持つ能力。PP7以上で能力が発動する。
【疾走】場に出て直ぐ相手を攻撃できる。
【守護】自分の場に出ている時、相手は「守護」以外攻撃できない。
【スペルブースト】ウイッチクラスのカードが持つ能力。手札にある時に能力が発動されスペルを使う度にスペルブーストを持つカードが強化される。
【潜伏】相手の攻撃対象にならないが、攻撃すると失われる能力。
【突進】場に出したターンにフォロワーを攻撃できます。
【ドレイン】フォロワーが持つ能力で攻撃時に与えたダメージ分だけリーダーが回復します。*攻撃された場合は回復しません。
【必殺】攻撃した、または受けた場合相手のフォロワーも破壊する。
【ファンファーレ】場に出た時に発動する能力。
【復讐】ヴァンパイアクラスが持つ能力。リーダーの体力が10以下の状態で発動する。
【変身】カード自体が別のカードへ置き換えられる。破壊または除去されていないので、墓場やラストワードも変わらず能力と効果が変わります。
【ラストワード】カードが破壊された時に発動する能力。
【ネクロマンス】ネクロマンサークラスのカードが持つ能力で、数字分の墓場を消費する事で追加効果が発動する。
カードの進化
カードのイラストが変わり攻撃力/防御力が上昇したり、カードによっては特殊能力が発動したりします。通常状態のフォロワーは場に出て直ぐ攻撃できませんが、進化した場合に限り直ぐに攻撃できます。先攻プレーヤーは5ターン目から1マッチにつき2回進化でき、後攻は4ターン目から1マッチにつき3回まで進化できます。
ナーフ
MOBAやCS/GOでいうナーフは強いプレーヤーが新規アカウントで低レベルから再度初め、低ランクプレーヤーと競うという事ですがこのゲームでいうナーフは逆にMOBA系でいうメタのように環境を適正化する事を指します。例えで出しますとDota2やLeague of Legendsなどのゲームはヒーローやチャンピオンの強さを適正化し、突出しすぎないようにするのと同じです。また、他にもプレーヤーの声を反映させて快適に遊べるようにするという点でもMOBA系と同じと言えるでしょう。
オンライン対戦
シャドウバースは画質や世界観が良くできているだけでなく、PC版と携帯で他の人とオンラインで対戦できる事が大きな楽しみの1つです。オンラインモードにはフリーマッチ・ランクマッチ・ルームマッチの3タイプがあります。フリーマッチは独自にデッキを組みランクに関係なくランダムプレーヤーと対戦します。ランクマッチはランクが付き身近なランクの人と対戦し、勝つとBP(バトルポイント)というプレーヤーの強さを表すのに使われるポイントが増えますが、負けると逆に減ります。相手と同程度ランクの場合は勝った時も負けた時も±100等しく増減しますが、ランクが上の相手と戦えば勝った時のポイントはより多くもらえ、負けた時は少しのポイントで済みますので、臆せず挑戦してみてください。ランクは表にしましたので、参考にしてください。ルームマッチはルーム番号を発行して、その番号を教えた相手と対戦できます。
必要ポイント
ランク
ポイント
称号
100
Beginner0
0~99
100
Beginner1
100~199
500
Beginner2
200~699
500
Beginner3
700~1199
750
D0
1200~1949
脱初心者
750
D1
1950~2699
800
D2
2700~3499
1000
D3
3500~4499
1500
C0
4500~5999
修行中
1500
C1
6000~7499
1750
C2
7500~9249
1750
C3
9250~10999
2000
B0
11000~12999
挑戦者
2000
B1
13000~14999
2500
B2
15000~17499
2500
B3
17500~19999
3000
A0
20000~22999
勝利の探究者
3000
A1
23000~25999
3500
A2
26000~29499
3500
A3
29500~32999
4000
AA0
33000~36999
天下無双
4000
AA1
37000~40999
4500
AA2
41000~45499
4500
AA3
45500~49999
-
Master
Grand Master
50000~
Master of Shadouverse
Grand Master
国内のeスポーツで最高額の賞金がだされるカードゲーム
日本で開かれた国際eスポーツ大会で屈指の賞金総額が約1億4410万円にのぼったシャドウバースはアメリカ、ヨーロッパ、韓国、シンガポール、台湾・中国、東南アジア、そして前年度王者1名を足した合計24名の強者が自分たちでカスタマイズした自慢のカードで熱いバトルを繰り広げました。
大会賞金内訳
1位 100万ドル(約1億1000万円)
2位 20万ドル(約2200万円)
3位 5万ドル(約 550万円)
4位 2万ドル(約 220万円)
5位~8位 5千ドル(約55万円)
9位~12位 2千ドル(約22万円)
13位~24位 1千ドル(約11万円)
ストーリーモードや練習モードでシャドウバースを覚えよう!
シャドウバースには8人の主人公が登場し、それぞれ違うクラスとストーリーが用意されています。個人的にオンラインで対人戦をやる前に先ずはストーリーかプラクティスでゲームの仕組みを覚える事をオススメします。強いていうならストーリーモードを優先的に選んでやった方がチュートリアルがある上にクリア報酬で色々なアイテムやカードをもらえるので、ゆくゆくは自分でデッキを組んでみたいと思っている人にはオススメします。ストーリーだけでは安心できないのであれば、AIとプラクティスする事もできます。初級、中級、上級、上級2、超級、超級2、超級3と難易度を設定できますので、自分の試したい難易度でやる事ができますが、ストーリーモードと同じくクリアすると経験値を稼ぐことができ、リーダーのレベルが上がります。プラクティスにはゲームをする時に知っておくべき用語やルールが覚えられるので経験値も稼げる上に練習もできるのでオススメです。もちろん皆さんの好みでぶっつけ本番でオンライン対戦のフリーマッチでランダムプレーをしてランク抜きで腕を磨くこともできますが、いきなり何も知らずにやっても面白くないと思いますので、あまりオススメできないですが。何はともあれ、マッチを繰り返してゲームの仕組みが分かってくるとどんどん面白くなり奥が深いのでハマる事間違いなしです!